走らないRunトレ 第4話 ~背筋 編①「Wエクササイズ」~
ランナーのための『身体づくり』の専門家・トレーナーの奥野です。
パリオリンピックは終盤へと差し掛かってきました。
連日、選手たちの活躍が飛び込んできて、嬉しい限りですね。
一方で予想だにしなかった波乱もあり、勝負の世界は何が起こるか本当に分かりません。
陸上(トラック種目)は世界の壁の高さを痛感させられていますが、
マラソンはどこまで食らいついていけるのか・・・
各選手がベストを尽くせることを願っています。
そして、夏の高校野球が始まりました。
熱戦が期待されますが、それよりも暑さが気になるところではあります。
今大会から暑さ対策として、午前と夕方に分けて試合を行う“2部制”が部分的に導入されています。
昨年からは試合中の“クーリングタイム”も取り入れられ、猛暑への対策が進んでいます。
(今夏、大阪予選を観に行った際にも取っていました)
さらには“7イニング制”も検討されるなど、高校野球の在り方が変わりつつあります。
他のスポーツも含め、日本は“勝利至上主義”の色が強いといわれています。
誰もが楽しむことができ、生涯続けられるような形が模索されていけばよいですね。
背筋①「Wエクササイズ」
今回からは『背筋(背中)』のトレーニングを紹介していきます。
→【 腹筋 】のトレーニングはこちらをご覧ください
背中の筋肉は、姿勢を保つために重要な役割を担っています。
マラソンを走っている間、ずっと良い姿勢をキープし続けるのは大変ですよね。
その時間が長くなればなるほど疲労も溜まり、姿勢は崩れやすくなってきます。
姿勢が悪くなってしまうと腰が落ちやすくなり、前に進む力が半減します。
また上半身と下半身の連動性も失い、ロスが大きくなってしまいます。
終盤まで粘れるランナーの多くは、フォームが崩れません。
後半の失速を押さえたいと思っている方は『背中』を鍛えてみてくださいね!
それでは「Wエクササイズ」のやり方を解説していきます!
【目 的】肩甲骨を寄せる筋肉(菱形筋)の活性化
【回 数】15回 ×3セット
❶ うつ伏せになって肘を曲げ、腋を締めます

脚を腰幅程度に開いて足首は寝かし、うつ伏せになります。
両肘を曲げて腋を締め、拳が肩の横にくるようにします。
頭は持ち上げてアゴを引き、床を見るようにします。
❷ 両腕を持ち上げ、肩甲骨を内側に寄せます

両腕を空中に浮かしたら、肩甲骨を内側へ寄せていきます。
腕の形(アルファベットのW)を保ちながら、ゆっくりと動かします。
首や肩がツラい場合には、腕を下ろして小休憩を取るようにします。
【 注意点 】
- 肩甲骨の動きを意識して、腕だけの動きにならないようにしましょう
- 肩がすくんでしまったり、力んでしまわないように気をつけましょう
- 腰(身体)が反らないように、お腹に力を入れておきましょう
↓ Let's Challenge! バランスボールver. ↓

うつ伏せでしっかりと行えるようになったら、ポジションを変えてみましょう。
バランスボールにお腹を乗せることで、体幹が不安定になります。
お腹の力が抜けないように、凹ませた状態を保つようにしましょう。
また腰が反ったり、頭が下がりやすくなりますので、姿勢にも気をつけましょう。
つま先立ちの状態で行えば、さらに難易度は高くなります。
段階を踏んで、少しずつレベルを上げていきましょう!
まとめ
走らないラントレ 第4回目は、肩甲骨を寄せる「背中のトレーニング」でした。
肩甲骨の動き(内側に寄せる)を感じることはできたでしょうか?
肩甲骨のポジションが悪くなると猫背になりやすく、推進力を得づらいです。
また腕振りにも影響するので、走るリズムが乱れる原因にも繋がります。
今回のエクササイズは“肩甲骨を内側に引きつける筋肉”へアプローチしています。
適切に行えていれば、背筋が伸びて胸も張りやすくなります。
ぜひ、エクササイズ前後での変化も感じてみてもらえたらと思います。

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それでは、今回はこれにて終了です。
次回も引き続き【 背筋(背中)のトレーニング 】をご紹介したいと思います!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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